日々の通勤や、休日の行楽。毎日、大活躍の愛車ですが、定期的にセルフメンテナンスを行っている方はどのぐらいいるのでしょうか?
安全で楽しいカーライフを満喫するには、日頃からのメンテナンスが欠かせません。
ここでは、自動車の日常点検の必要性と、点検すべき項目などについて説明していきます。
日常生活に欠かせない自動車。現在では、一家に1台は当たり前とも言える存在です。 いつでも安全に、かつ環境に優しい状態で走行するためには、日頃から定期的に点検することが大切です。
自動車を構成する部品の多くは消耗品で、走行距離に応じて、摩耗や劣化が進行していきます。 これらの摩耗や劣化を放置しておくと、本来の機能の低下につながってしまうのです。 自動車の安全に欠かせない部分が正常に機能しないと、交通事故や故障など、さまざまなトラブルの原因となってしまいます。
定期的な日常点検を行い、愛車の状態を把握しておくことで、些細な異常や不調にも早めに気づくことができます。 日頃からのメンテナンスが、事故や故障を未然に防ぐ最善の策なのです。
日常点検で確認すべき項目は次の3つです。 ①~③の順番で点検していくとよいでしょう。車に乗る前に毎回行うことが理想ですが、忙しいとついつい忘れてしまうこともあるはず。 エンジンルームの点検は少なくとも1カ月に1回、それ以外は1週間に1回、しっかり点検するようにしましょう。
ウィンドウ・ウォッシャー液が不足するとフロントガラスの汚れを落とすことができなくなります。不足している場合は専用の液を補充しましょう。
不足するとブレーキが効かなくなることがあるので、必ず定期的な点検を。ブレーキ・リザーバ・タンクの液量がMAXとMINの中間にあるかを確認します。
不足するとバッテリーがあがったり、破損したりする原因になります。UPPERとLOWERの間にバッテリー液があるか、車体を揺らすなどして確認します。
冷却水が不足するとオーバーヒートの原因に。ラジエータ・リザーバ・タンクに入っている冷却水がFULLとLOWの間にあるかどうかを確認します。
不足するとエンジンが破損したり、燃費が悪くなる原因に。エンジン・オイルとエレメントは定期的な交換が必要です。
走行時の安定性やハンドル操作、燃費などに影響するため定期的なチェックが必要です。特に、高速道路を走行する前には、必ず確認しておきましょう。
タイヤに釘や石などの異物が刺さっていないか、溝の深さ、摩耗がひどくないかを確認します。摩耗が進んだタイヤはバーストやスリップなどの原因となりますので、早めに交換するようにしましょう。
ヘッドランプ、テール・ランプ、ライセンス・ランプ、ブレーキ・ランプ、クリアランス・ランプ、バックアップ・ランプなどが正常に作動するかどうか確認します。
ブレーキペダルをいっぱいに踏み込み、いつもと比べて異常がないか確認します。ブレーキ液が漏れたり空気が混入したりすると、ブレーキの踏み込みが柔らかく感じることがあります。その場合は、直ちに整備工場へ連絡して原因を調べましょう。
引いたときの感覚が普段と違わないか確認します。パーキング・ブレーキ・ペダルの場合には、ペダルの踏みしろがいつもと同じかを確認します。
エンジンを始動したとき、いつもと異なる音がしないかどうか確認します。アイドリング状態のエンジン音も、忘れずに確認しておきましょう。