事故などで愛車を傷つけてしまったとき、頼りになるのが町の鈑金塗装業者です。
とはいえ、町の鈑金屋さんと普段から付き合いがある人は、それほど多くはないでしょう。
そこで今回は、車を修理に出す際の鈑金屋さんの選び方と、修理依頼時の注意点をご紹介します。
鈑金塗装を営む業者は全国におよそ50,000社以上あります。
そこで重要になってくるのが、鈑金屋さんの選び方です。
大切な愛車の修理を依頼するのですから、技術力に優れ、仕事が丁寧で、価格も良心的な鈑金塗装業者を選びたいですよね。
そんなとき、ひとつの大きな指標になるのが、ご近所での評判。
鈑金塗装業者は、地域密着型で地元の一般ユーザーや地域のディーラーを顧客にしている業者がほとんどです。
目ぼしい鈑金屋さんを見つけたら、周辺に住んでいる友人、知人に評判を聞いてみましょう。
鈑金塗装業者について知っている友人、知人がいない場合は、地域のガソリンスタンドをいくつか回って、おすすめの鈑金屋さんを聞いてみる方法もあります。
最初から1社に絞り込まずに、候補を2~3社ピックアップし、比較検討することをおすすめします。
鈑金屋さんの候補をいくつかピックアップしたら、今度は修理したい愛車をそれぞれの鈑金屋さんに持ち込んで、見積りを依頼します。
その際、「傷が目立たなくなる程度の補修でいい」「新車のようにカンペキに直したい」「フェンダーのラインをきれいに出したい」など、
修理に関する具体的な要望を伝えた上で、見積りを正しく出してもらう必要があります。
また、実際に修理を担当する作業者にも要望を伝えるようにしましょう。
修理依頼者と直接話すことで、作業担当者の作業がおのずと丁寧になるはずです。
工場内の様子も合わせて観察し、工具類がきちんと整理整頓されているか、作業スペースが汚れていないか、
作業員がきびきびと働いているかなどをチェックしましょう。
もし担当者の態度が悪かったり、工場内が乱雑だった場合は、仕事の丁寧さに欠ける部分があるかもしれませんので、注意が必要です。
仕事や買い物などで車を日常的に使用している人は、修理期間中、代車が必要です。
代車の利用に料金がかかる場合がありますので、見積り時に要確認が必要です。
中には、代車を用意していない鈑金業者屋さんもあり、その場合は別途レンタカー代が必要になります。
また、代車を利用しない場合は、自宅まで納車してくれるかどうかも確認しましょう。
大切な愛車の修理を依頼するのですから、見積もり金額の比較検討だけでなく、工場の印象も含めて総合的に判断しましょう。